ライバル車まで売った輸入車のトップ・セールス・・・編

また、またクルマ関連の昔話です。と或る輸入車販売ディーラーに全国トップの営業マンがいたそうな。彼はどの社員よりも早朝に出勤してデスク・ワークを済ませ、朝礼後どこかへ消えたんだそうな。彼の行き先を社員は誰一人知らなかったそうな。夕方帰社すると少しデスク・ワークをして意外にも早く帰る毎日だったそうな。しかし、彼の成績はいつもトップを走っていたそうな。後から判った事だが、彼は、朝から夕方帰社までの間と、退社後も、いろんな人と会っていたそうな。しかし彼は相手の話しを聞くだけで高級輸入車の押し売り的セールス・トークはしなかったそうな。ただ、お会いした方々が、今求めている情報を聞きだし、自分にできる限りの協力をしていたそうな。つまり、その方の友人にライバル車を欲しいと言う情報を聞けば、彼は躊躇無く知り合いのライバル車のセールス・マンを紹介し、また住宅を建てたいとの情報には知り合いのハウス・メーカーの営業マンを紹介。そのような毎日を送っていたその結果、協力してあげたライバル車のセールスマンやハウス・メーカーの彼らから、今度は自分の全く知らない新規のお客様を紹介して貰うことで、いつも悠々トップ・セールスの座にいたのだそうな。管理社会の今では昔話になりつつあるお話でした。

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