僕の運転はニュートラルを多用する。特に路面が滑る冬は直線路で信号待ちの為のブレーキング前や、ゆっくり回るコーナー、滑る下り坂などでは、シフトは N(ニュートラル)にする。Nと言う事はエンジンからタイヤへの駆動を絶つ事だから不安に思う人もいるかも知れないが、タイヤ回転速度が早すぎても遅すぎてもスリップする。つまり「自然に転がっている状態」が氷雪路では滑らず理想の走行と言う訳だ。μ(ミュー)だの、慣性だのと難しい説明より、クルマのタイヤを別なものに置き換えて説明すれば理解できると思う。四角い消しゴムを下敷きの上に置いたとする。乾いた下敷きの上では消しゴムは摩擦抵抗が高い為、押しても滑らない(夏の条件)。では下敷きを水で濡らしたらどうだろう?(冬の条件)消しゴムも濡らして指で押せば滑って行く。でも、消しゴムを「パタン!パタン!」と90度づつゆっくり回転させれば滑らず接地して前後に進む事ができる。タイヤは丸く接地面は少ないが、滑る前に接地面を置いてゆく消しゴムのように、氷雪路に転がせばスリップはしない。転がすには一旦、エンジンからの駆動力を切り離す。カーブでもNで惰性で回ることで横滑りを防げる。ただし速度によっては車重からの慣性が働き横滑りするから、手前の直線路でのスピード・ダウンが必須条件だ。N状態でのブレーキングでもABSは作動するし、急な時以外は、ブレーキ・ペダルを柔らかく踏めば止まってくれる。下り坂で滑りやすい路面で、ともすればシフト・ダウンして「エンジン・ブレーキを」と考えている人も多いが、これがスリップする。Nにしておいて、時々ブレーキングでスピード・コントロールしたほうが安心だ。
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