インターネット文化塾(1)「広告業界とメディア」

インターネットは今や幼児でも「YouTube」を見る時代。20年前には「マルチ・メディア」とか「ニュー・メディア」などと正体不明メディアとして広告業界でも特別なプロジェクト(別部門)を立ち上げていました。今思えば、一体何を模索し、研究していたのか疑問です。「インターネット」として新しいメディアの地位を築くのに時間はかかりませんでした。どちらかと言えば、広告業界も含めマスコミ各社も乗り遅れた感がありました。いや、今現在も乗り遅れたままと言ってもいいかも知れません。理由は新しいメディアとして確立されつつある「インターネット」に危機感を持ちながらも、理解できないままに懐疑心やライバル心があったからでしょう。長い歴史を誇るマスメディアとそれ以外にメディアを知らなかった広告業界。僕もそこに長年身を置いていた一人でした。インターネット情報に対して信憑性やチェック機能を疑問視するがため、マスメディアは融合を嫌ったことも乗り遅れた原因の一つでした。時代の変革は急展開し、いつも現状に対して冷酷です。それは仕方が無い事でもあります。素直に受け入れなければ前世紀の遺物と化してしまいます。今や僕たちに一番近いメディア「インターネット」はビジネスの中心に居ます。しかし、間違った活用法がまかり通っている世界でもあります。良くも悪しくもネットに携る人の良識に委ねるしかないのでしょうが、これまでメディアで「考査」を経て情報発信していた部分を、現在は個々人が「情報を精査」して受け取らなければならない時代になったようです。

カテゴリー: 北海道の広告 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください