インターネット文化塾(2)「炎上ネットと冷静メディア」

食品異物混入事件以来、食品製造関連会社は「ネット書き込み監視体制」を敷いているらしい。もちろん大手なら外部の専門機関に依頼しているとのことだが、これもネットと言うメディアの伝達スピードの速さで批判書き込みが瞬時にして広がったからだ。中には便乗して「炎上」させたりする愉快犯も居るに違いないが、既存のマスメディアに報じられる前に、しかも昼夜を問わず伝達されるから、間違った情報であったとしても防ぎようはない。ダイレクトに情報伝達するネットに比べて、伝達システムの違うマスメディアだが、こう言う時こそが既存メディアが信頼性の高さを見せるべき時だと思う。「真実は一つ」。取材に時間は必要だし、最後まで真実追求を貫くことが既存メディアの社会的役割だと思うし、僕たちもネットでスピード伝達される「ニュース」の後の「結末」である「真実」を知りたいからだ。食品異物混入事件に限らず、きょうも、昼夜を問わずネット書き込みは行われており、また、あらゆる関係先の監視下にあるのだろうか。

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