大きな波に乗る?(ブームと広告)

広告の世界にも波がある。長年広告に携わっていると、知らず知らずにブームと言う大きな流行の波に乗っていた事を知る。最初は①レジャーの波、②建設機械の波、③ゴルフ場の波、④テーマパークの波、⑤ボーリング場の波、⑥不動産の波、⑦車両の波、⑧消費者金融の波、⑨家電の波、⑩流通の波、などとその時代時代の流行の波に乗っていた。①は僕の中の一大イベントだったTBS系の樽前ハイランドのオープンのプレゼン獲得だった。今思えばアトラクションに当時16才の松本伊予ちゃんに来ていただいた。それからしばらくしてテーマパークの波も来た。②は、除雪機械や農業機械の現地稼動写真取材や広告制作。③は未開の山中のゴルフ場予定地へジープで取材やセスナでの空撮を思い出す。⑤は、各地方都市にもボーリング場ができ、白老や苫小牧でも取材した。⑥は、広告業界が余り手を出さなかったバブル時代以前からかかわったが、宅地造成が盛んで、建売(分譲)住宅は盛況な一方、札幌の初期のマンション販売は不振で広告表現に苦労した。後期の億ションブーム(バブル)の時は多忙を極めた。⑦は業界再編で合併統合や新型発表に伴う地元広告予算も多く、イベントでは、ファミリーラリーでレーシングコースに集客し、星野、長谷見などプロドライバーも交え、ライセンス講座やデモ走行、一般参加車のデモ走行やステージ・アトラクションなどを実施した。バブル直後は高級輸入車が飛ぶように売れた。⑧はキャラクターを、さっぽろ雪まつりの大通りや真駒内の雪上ステージに上げてのイメージ戦略。⑩は、札幌駅前再開発の波に乗り本州資本の大手デパート進出のプレテ獲得によるオープンのお手伝いなど。僕もかかわり、乗れた波だけでも数多く、それぞれの波が時代の流れを表している。1972年の札幌冬季オリンピックを境に札幌も北海道全体も大きく変わり、いくつもの波を乗り越えて来た。今は特別大きな波はなく静かな凪が続いている。あの大波はまた来るのだろうか。

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