事業イベント「北海道文化塾」に女性登山家の今井道子さんをお招きした。例のごとく、講演前の市民会館の貴賓室で雑談をさせていただいた。彼女からはチベットの山岳地帯の村の暮らし方のお話をうかがった。昔の話だとは思うが、外敵から守るためか高床式住居でトイレはそのまま、床下へ落とすらしい。その下には家畜を飼っていて、排泄物をきれいにしてくれ、そのまた家畜の排泄物は鶏がきれいにしてくれると言うのだ。さらに鶏の排泄物は獣や野鳥がきれいにしてくれ、消化できない木の実などの「種子」をどこか遠くに運んでくれ、緑を作るのだと。置かれた環境に順応した高地の人々の暮らしと動植物の自然の摂理にかなった「生態系」は、トイレの形や家畜の飼育方法などに、多少の差はあれ、僕の幼少時代の田舎暮らしとも似かよっていると思ったものだ。菜園場の畝に下肥をかけて土壌をバクテリアで活性化させたり、一見汚らしいやり方も、理にかなっていたのだと今さら知った。
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