昨日(エイプリルフール)は、とんだ茶番をお見せいたしました。たあいもない話ではありますが、あれには前段があります。
子供がまだ小学生のころ、父兄もいっしょに何家族かで、バーベキューをやったことがあります。その時私がつい、軽い冗談のつもりで、「野外で食べると太らないといいますからね」と言うと、そこにいたお母さんたちが一斉に
「本当♥!」と叫びました。
中には薬剤師の人もいたので、まさかそんな反応をされるとは思っていませんでしたが、同時に、人は自分に都合のいい情報なら、かなり怪しいことでも信じてしまうのだと知りました。では、「とんかつダイエット」などという、どう考えてもありえない話でも信じるのだろうか、思ったものです。そして世の中には、劇薬のように使い方次第で妙薬にもなるし、効きすぎることもある言葉があるのだと思い、仕事で軽々に用いることのないよう、心の底に深く封印をしました。
企業経営はどう頑張っても運任せ、環境の変化次第という面があり、浮き沈みを免れません。もし、一世一代の勝負という時は、お近くのコピーライターにご相談を。起死回生の妙薬を処方できるかもしれません。