桜の想い出(1)

最近ご無沙汰しているが、第二の故郷『福井の田舎』へ春先に行くと、川のほとりに一本の大きな桜の木が咲いているはずだ。学校の校庭の周りにも大木の桜並木はあったけれど、この桜は一本だけ独立して咲いている。僕の父『龍之介』が植えた桜だ。僕が住んでいた家も今は無く両親の墓しか無いが、寂しい風景に花を添える桜を見ると2歳~15歳まで暮らした故郷での想い出が鮮やかに蘇る。その桜は父が植えたなどと村人達は誰も知らない。あれからどれくらい大きくなったのだろうか。もうすぐ五月、一本桜の花は散ってしまった頃だが、いつの日かまた花の咲く頃に行って見たい。

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