カモメの街?

二羽のカモメ数年前、朝の出勤途中の豊平川に架かる東橋あたりで二羽のカモメを目撃した。石狩湾から川伝いに昇って来たに違いないと思ったが不思議な光景だった。海に比べれば川は浅く魚を捕獲するにも容易いに違いない。それに、海の波の上より休む場所も多いはずだ。と、しかし最近では都心でカモメの鳴き声が聞こえている。カラスとテリトリー争いで空中戦も見かけた。気が立ったカラスはトンビでも人にでも向かっていくが、カモメは羽を拡げればカラスの数倍大きい。既得権を振りかざすカラスたちを今や無法者のカモメたちが侵略し始めた。人間の世界にも似た『利権争い』が鳥の世界でも繰り広げられている。贅沢な人間たちが食べ残した食料が豊富な繁華街が彼らの漁場と言う訳だ。ところで漁場を街にと着眼した最初見た二羽のカモメたちは今では、仲間内から相当リスペクトされているカモメ。?

カテゴリー: 小話フラッシュ パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください