広告文化塾(1)新聞

文字通り広く告げるのが広告だが、現在ではメディア(媒体)も増えて、必ずしも広くとは限らない。ある特定のエリアにのみ露出投入するものもあるからだ。一昔前なら新聞は全戸に近い購読紙としての位置づけから本紙内の広告や折込チラシが効果的だった。しかし数の原理で多ければ安心ではあるが果たして購読者全員が見ていたかは疑問だ。むしろ現在の日本全国平均では約50%弱の人が新聞を購読?(取っているとして)と仮定すれば生活レベルの高い人で経済的にも余裕のある人たちとも推定できる。したがって新聞は今や購買層を多く含む選別されたメディアとも言えるのかも知れない。新聞と言えど通常サイズのブランケット判からコミュニティ・ペーパーのようなタブロイド判まで様々だが、僕達の業界では全国紙に当たる朝日・毎日・読売を中央三紙と呼び、特殊だが経営者などが購読するであろう日本経済新聞。専門的な業界紙などもあり、道新のような一般的な新聞を地方紙と読んでいる。このほかに、特定地域エリアに発行されているブロック紙、スポーツ紙などがある。発行部数はABC協会加盟社のみ輪転機の出力カウンター監査により公表されている。しかしABC加盟社以外は自社の公しょう部数で曖昧だ。最近は各紙とも部数が減る傾向にあるので目安としては折込できる新聞であれば「折込申し込み表」などと照合してみると概ね判る。毎日新聞などは先んじて夕刊を廃止して高齢化にあわせ活字を大きく、紙も白く見やすく改善している。各紙も最近では活字を大きくしている。発行部数の減少はインターネットのニュースの速さが起因している。しかしこれまで新聞は記事も社内考査を経て活字化されており、信頼性は高いが、書物も読まなくなった現代人に新聞各社とも苦戦している。時代変化に順応して電子版をいち早く取り入れているが、本紙購読が条件で配信したり、様々だ。インターネットの情報を100%信じるのも危険だが、新聞でしか出来ない必要とされる事を探さない限り発行部数減少にブレーキは掛からないだろう。そういう僕は今、クルマのイベント告知用22日付新聞広告を制作中だ。

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