戦争の話。

国会議事堂の周りに反戦を訴えた若者たちのデモが盛んになっている。時代の移り変わりか?デモと言っても一昔前のデモの様相とは大きく異なり紳士的だ。音楽やシュプレヒコールで気勢をあげるが、小競り合いは余り見られない。血を流さない戦いとでも言おうか、悪く言えば『口ゲンカ』の延長線かも知れない。これで戦争を止められるかどうかは疑問だが、黙って蚊帳の外に居る国民たちに比較すれば彼ら彼女らの行動力を讃えたい。地球史上最悪の第二次世界大戦が戦争の全てではないが、僕たちに伝えられたその戦争の話が戦争の全てだ。護国を建前に他の国を標的にした兵器が次々生み出された。殺人兵器は次第にエスカレートし、今では信じられない人命を犠牲にした大日本帝国?の神風特攻や人間魚雷などが現代の中東の爆弾テロやあの恐怖の911テロのヒントになっているとさえ言われているから、日本の責任も感じざるを得ない。神の名の元に戦うと言うところはどちらも『聖戦』と言う事に変わりないのだろうか。今では次第に遠隔操作できる兵器開発へと変化してきていて、一歩間違えばこれまで以上に悲惨な結果を招く事は間違いない。宇宙へ平和利用を謳いながら打ち上げられた人工衛星で絶えず監視されリアルタイムな情報が駆け巡り、レーダーに反応しない無人偵察機や攻撃機が飛び交う今、遠隔地のパソコンの前でモニターを見ながらそれらをコントロール出来る立場にいる若者たちがゲーム世代だとしたら?怖い話だ。

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