僕が広告の仕事に就く前の事。大阪の地下鉄やバスには車内広告が氾濫していた。暑い夏に特に感じたのは車内の中吊りポスターなどが風に揺れて『ガサゴソ・ガサゴソ』と音を立てうるさい事。こんな広告止めればいいのに、と思っていたものだ。ところが気がつけば何時の頃からか、自分もそんな広告を制作する側に身を置いていた。でも、あの時感じた事は一般の乗客としての率直な意見だと思う。その時の教訓、広告は受け手の立場で考えなければならないし、それなりの配慮も必要と思う。最近では交通広告の掲出も減少傾向にあり、このジャンルでもデジタル化が進んでいる。つまりデジタル・サイネージと言われ、紙媒体から映像媒体へ変化している。デジタル・サイネージも実は迷惑な交通広告として問題視された。動画を流して音楽やナレーションを入れると、今度は『音がウルサイ!』と苦情が出た。つまりCM放映ばかりのTVがいたるところに設置されれば当然ながらウルサイに決まっている。デジタル・サイネージも必要最小限を守りつつ効果も期待できる広告媒体であって欲しいと、広告の送り手の世界に身を置く僕たちも考えてしまう。
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