今、輸入車の3月第一週に掲載の新聞広告の制作作業の真っ最中だ。札幌本社版5段と釧根帯勝判と北見版に掲載するが道東掲載分は5段に半5段を並べる形にするので実質3種類の原稿制作になる。レイアウトもさる事ながら、ディーラーさんの要望を入れて制作後メーカーさんの厳しいチェックを受けなければならない。このC.I.チェックも、これまでで多い時で9校まで行った事もある。大抵時間の無い場合が多く製版作業に出すのは、大抵締め切りぎりぎりの掲載前日になるが、道東など地方版の場合はなるべく前々日には送稿したい。沢山の方々のチェック後に製版して新聞社に送稿してホッとしていると、新聞社の校閲は更に厳しく、誤字を指摘され再製版でやり直して再送稿となるが、締め切り時間はどんどん押して来て精神的に良くない。さらに製版代もクライアントさんには請求できず、泣く泣く足が出てしまう事も多い。校正で見過ごすのは最下段あたりの小さな注釈文字の中が多い。細かな文字原稿を何行も考えながら打つのは制作作業の中で一番辛い作業だが、その辛さも手伝ってか、急ぎながらつい惰性で打ってしまう誤字がある。例えば「精算」を「清算」と変換されている事に気づかず、この一字の為に、送稿後安心して外出した出先からまた社に戻って修正作業をして再製版に回さなければ掲載に間に合わなくなる。この仕事を長年やっていても、送稿締切日はいつも無事を祈って、午後8時位までは社の周辺以外の遠出は避けている。何もなければホッと胸をなでおろして、掲載日の朝5:30には自宅ポストに入る朝刊を楽しみに待っている。掲載面を確認して広告効果を期待しながら週末にはイベントの視察に回る事にしている。結果を見て次回の制作に生かすように心がけている。
ばならない。