北方領土。

北海道に住み着いて間もなく、北方領土の書籍資料を読んだ。あれから数十年も経つが、未だに平行線のままで変化はない。北方領土に住み着いている、ほとんどのロシアの島民の口からは、日本に引き渡せばアメリカの軍事基地ができるとか、長く住み着いているから島から離れたくないし、日本に返して欲しくない。など年月が問題を難しくしている。考えてみれば、我々も北海道に長く住んでいるが、先住民族のアイヌの人たちに「島を返せ」と言われて、当然いまさら返せないと思うだろう。長引くと長引くほど「真実は曲げられて、事実となる」ようだ。

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北方領土。 への2件のフィードバック

  1. oldbadboy のコメント:

    歴史の経緯はさておいても、地図を見れば他国領というのがいかにも不自然、というくらいの場所に北方領土はあります。ところがロシアから見れば、カムチャッカからダラダラと飛び地なので、どこで区切って返還しても、国内問題になりそうです。もうすこしわかりやすい区切があったら別だったかもしれませんが、簡単に手放すようには見えません。

    そこでウクライナです。ソ連崩壊以後、ロシアとの関係は上手く行っておらず、かつてはソ連邦屈指の穀倉地帯だったのが、世界最貧国になりかけています。ロシアから見ても、ブレジネフソ連書記長の生地であり、連邦最大の航空路線があったほどの関係でしたが、今は断交状態です。これは、我々外国から見れば、なんの得もない状態です。
    そのウクライナに対しては、日本からは一時期中断してましたが、近年また1千億規模の貸付が行われています。国そのものが日本からの借金で成り立つようになれば、親ロシアの政権が成立するよう口出しができるかもしれません。ただしこの程度のことなら、日本の役人も考えているかもしれません。何か決定的な出来事がほしいような気がします。

    一方日本は今、何が何でも福島を廃炉しなければなりません。現在すでに、想像よりはるかに進んでいるようですが、完了したとしても、世界に対する汚名返上の道のりが待ち構えています。そこで、ウクライナといえばチェルノブイリです。あそこもそれなりに復旧への道を歩んでいるようですが、財政破綻した国の力では、福島並みの廃炉スケジュールというわけには行かないでしょう。
    福島の事故直後、海外の進んだ技術を取り入れろという声もありましたが、結局そんなものはなかったようです。つまり原発の事故処理、廃炉の最先端技術は、間違いなく福島から生まれるはずです。そこで日本がチェルノブイリ一帯を借り上げ、賃料を払いながら廃炉し、農地なり産業施設にするという、断リ切れない条件を提案します。で、内側からロシアとの間で、ソ連時代並みの同盟関係が生まれるのを後押しします。イヤならほったらかして帰っちゃうぞ、という感じで。そしてチェルノブイリ廃炉の暁には、フクシマ方式の名が、人類の希望として認識される訳です。

    この流れのどこかで北方領土返還を申し出ます。ロシアからすれば、母なるウクライナと辺境の小島を交換するような話で、ニホンジンバカジャナイノ、キガカワラナイウチニキメテシマオウ...。

    という具合にはいかないでしょうかねえ。

  2. iida のコメント:

    チェルノブイリでしたね。忘れかけていました。まさか?福島廃炉プログラムが輸出品目にもなるとは考えませんでした。最悪のシナリオが、こんなところで役に立つなら、しかもあのプーチンを説得できるなら最高ですね。島国「日本」は、やっぱり「技術力」での協力もしくは、その輸出でしょうね。それにしてもプーチンの生い立ちなど調べると、お公家さんみたいな安倍総理とは大違いで、したたかですね。

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