台風一過。その翌朝に大震災。

9月6日(木)午前3時8分、胆振地方中東部を震源とする最大深度7の大震災発生。揺れに目覚めて立ち上がった途端に住宅がきしみ音とともに大きく揺れ出して、子供たちは恐怖で泣き出す子もいましたが「泣いてる場合じゃない!早く服を着て1階に降りて靴を持ちなさい」と。停電になり、足元が危ないので、とっさに携帯の明かりで懐中電灯を何とか探し、4人の子供たちを玄関に近いリビングに集めました。幸い揺れはしばらくして治まったのですが、余震が必ず来るので、水筒に水を入れて各自に持たせ、必要なものをリュックに詰めさせました。水道とガスを確かめると我が家は大丈夫だったので、鍋や容器に水を汲み、浴槽にも8分程度の水を張り断水時に備えました。家族の避難所は清田区体育館と決めてから電気炊飯器の内窯でお米を研いで水加減をし、そのままガスコンロに掛けて鍋蓋をしてご飯を炊きイザとなればオニギリをと考えたのですが、簡単な朝食を取りました。近くのアパートに住む娘もすぐ隣の会社のプレハブが傾いたり、玄関先に陥没した穴が開いたりしたため我が家にやってきました。皆んなの携帯の充電量を確かめると、殆ど無く、私のクルマのシガーライターとUSBコネクターから2台ずつ充電。今度はクルマの燃料が心配になり近所のスタンドを探すと早朝から何処も車の行列でした。コンビニは人でごった返して食品類と飲料と日用品や乾電池はどの店も空っぽでした。我が家には冷蔵庫が3台あって食料は自力で賄えるので買い物は控えました。全道いっせいに停電となるとレジが使えない店やカードが使えないスタンド、CDコーナーで現金さえ下ろせません。それでもスーパーマーケットや大型店では開店前から長蛇の行列でした。水道管破裂による断水した方々や、マンションでポンプが作動しなくて水が出ない方々はポリタンクやバケツなど持参で近くの公園の水飲み場で水くみしていました。我が家は札幌市内で一番被害が大きかった清田区です。直ぐ近くで液状化による泥水噴出やマンホールの飛び出し、塀や路面の陥没や隆起、少し離れた箇所では住宅が傾きました。出社すると、駐車場は閉鎖、エレベーターは止まって階段を8階まで昇り疲れました。幸いデスクの書類がズレている程度でPCなど機器の被害はありませんでした。PCも使えず、とりあえずデータを保管していた外付HDだけを持ち出して来ました。先日のブログでは電話予約がアナログと書きましたが、インターネットどころか、今回は電話さえも使えなくなりました。日常いかに電気への依存度が高いかを改めて思い知らされました。

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