符号(隠語)など普段気付かないが、世の中いろいろな言葉が飛び交っている。まだ若かった僕が大阪に住んでいた時のこと。アパレルのメッカ?船場のガレージ・ショップでダーバンの三つ揃いスーツとコートを買った。梅田の阪神や阪急デパートで買えば7万円以上、下手すれば10万円の買い物だったが、船場に勤めていた後輩から秘密の符号なるものを聞き出していたので足元を見られずに無事に安く手に入れることができた。この場合は店のブランド名(ロゴタイプ)が10個の異なるローマ字でできていた。このローマ字がつまり0~9までの数字に置き換えられていて、商品に付けられたタグにはこのローマ字が価格の表示代わりに刻印されていた。当時、船場に踏み入れると田舎者(よそ者)の僕など、言葉のイントネーションで見破られて「兄さん、これでどうでっか?」と計算機の数字を僕だけに見せる。もちろん法外なプライスである。そこでちらっと知識をちらつかせ、やりとりする。こいつは意外と値札の付け方を知ってるな?と感じてプライスは下げられて行く。隠語と言えば日常よく耳にするのは大型スーパーでの呼び出しだ。「〇丁目の〇〇さん」明らかに何処の町の丁目か分からないが〇〇さんはスタッフの名前であろう。ほかにも似たケースは警察無線などでよく使われている。タクシーなどの無線でも隠語が使われている「〇〇交差点、工事中!」などは交通取り締まり地点を、「忘れ物」は危険なお客だとセンターに教えたりするものらしい。デパートのマニアルにも売り場でしか分からない言語がある。一般人には理解できない言語が世の中には飛び交っている。最近では若者の間での言葉も短縮語や造語が増えて理解するには彼ら彼女らに学ぶしかないのだろう。
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