ある作家の書のお話で、約3人に1人は自信過剰だと書いてあった友人のブログに同じテーマがあったので自信過剰について思い出した。『自信』にも良い自信と鼻につく自信がある。スポーツや娯楽や仕事にも自信は大切で自信を失くすと心の病にもなり兼ねない。形の無い『自信』に支えられ健康で働いていられたり、遊んでいられたり出来る一方、自信過剰な人に振り回されるほど迷惑な事はない。『何様?』とばかりに小馬鹿にした態度で自信たっぷりにヘタをこくから可笑しい。昔々のお話、そんなパワハラ上司が居た。バブル景気で世の中が浮かれていた頃だが、彼の晩年の仕事は、媒体社への不要な接待ゴルフと、全く意味の無い媒体社への飲食接待。出社すれば毎朝、十紙以上の新聞を応接のテーブルで一日掛けて読むことだ。(勿論スポーツ紙の色記事も)。当時の媒体社の営業担当者(次長・課長)も心得ていて、夏は涼みがてらにゴルフ談義に立ち寄り、ムダ話に合わせてゴチになる。僕達が外で汗して稼いで来る利益が媒体社の個人へと還元されて行く悪循環だ。こんな彼の自慢は新聞ネタの知識が豊富な事で、決して悪い事ではないのだが、強いて言えば、部下に高圧的に『お前、これ知ってるか?』と突然振って来て『お前、そんな事も知らないのか?新聞くらい読めよ!』と来る。内心『お前さんこそ新聞ばっかり読んでないで働けよ!』と呑み込む。ゴルフも社の費用で数行けば多少は上手くなるはずだが、ある新聞社主催のコンペで一緒になった事がある。彼がトップスタートでギャラリーが多い中、いきなり『ナイス、チョッと!』をやらかした。スタート前のあの自信たっぷりの素振りは???本人以上に僕が恥ずかしかった。また或る日、社の創立記念日の朝礼で小難しい『社訓』の大きな額を目の前にして一斉に読んだ時の事、彼だけが『遵守』の箇所を『そんしゅ』?と読み上げた。その一言は今でも耳に残っている。マンガ好きのどこかの総理大臣が国会でやらかし、足を引っ張られたあれだ。新聞全紙で長年身についた知識を持っても読み方の自信まではつかなかったようだ。自信過剰もお酒のみの自慢話も自己PRなのだろうが、度が過ぎると、必ずボロが出るから面白い。
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