「奴は?」
「窓際で何か叫んでます」
『だから、わしは侵入者じゃない。プレゼントを届けに来ただけなんじゃ』
「隊長、あの袋をご覧ください、大量の危険物を持ち込んだ可能性があります」
「侵入経路は?」
「不明です。警報装置は生きてました」
『この服、このヒゲ。みんなわしを忘れたのか。おお、そこの赤毛君はウィル!ウィリアム・コッカーじゃないか。7歳のクリスマスに会ったな。プレゼントの走るパトカーは覚えとるじゃろう?願いがかなって警官になれたようじゃな』
「やつはこちらの情報を熟知してるようです」
「計画的な犯行というわけか」
『さあ、そんな物騒なものはしまって。クリスマスらしく楽しもうじゃないかね、こんな風に』
パン! パン!
「撃て!!」