昔から小説嫌いの私はこれまでに小説らしきものは両手で数えられる位しか読んでいない。理由は創作されたものの裏を見る悪い癖から来ている。映画でも舞台でもコンサートでも仕事柄か、作り手の裏側を見てしまうから、心から入り込めないし乗り切れない。講演会の開催で五木寛之、藤本義一、家田荘子、など著名な作者に直接話を聞き、せっかくサイン入りでいただいた書籍でさえも目を通していない。書物を全く読まない訳ではないが、自分が気になるものだけを読むようにしている。友人の元同僚の新聞記者が退職後に同人誌に小説を掲載した。何でも純文学だと言う。その全文を友人から見せられたが、数行で読むのを止めてしまった。普段使用しない余りにも難しい言葉や言い回しが羅列されていたからだ。さらに同人誌には彼の作品に対する批判めいた批評が沢山載っていた。それに作者からの反論もあったりして大混乱のお祭り騒ぎの様相だ。こんな小説嫌いの私も実は小説でも書こうかと、ふと思う事がある。そして根拠は無いが、書けるような自信が湧いてくる。漫才師の又吉氏が書いた小説が芥川賞を受賞したが、彼は書物を読むのが大好きでそれなりの素質を持っていたのだろうからうなずける。芥川賞などを狙うのは別として、一生に一度くらいは小説を書いてみたいとも思う。
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