当初は産業振興関連共進会の会場として設置されたが、今日では、スポーツ・コンサート・各種見本市、新車・中古車の展示販売等のイベントに使用されている。愛称「グリーンドーム」は、周辺に北海道農業専門学校やツキサップじんぎすかんクラブがあり、牧草地や並木道といった豊かな緑に囲まれている立地条件からこのような旧称が付けられた。なお屋根の色は白色である。敷地内には、有料のドッグラン(グリーンドッグ)が開放されている。しかし、施設の老朽化が進み維持管理の負担が増加する一方で、建設当時と比べ大規模屋内施設が増加したことにより、2009年9月、2015年度を目処に廃止する方針を固めた後、[1]2016年1月6日に同3月31日の利用を持って室内展示場の閉鎖を決め、2016年度中に売却及び解体を検討するという。[2]
施設概略[編集]
- 敷地面積=122,700.8m²
- 建築面積=6,641.9m²
- 延床面積=8,132.06m²(1F 6040.44m²,2F 2091.62m²)
- アリーナ面積=2,532m²(最長65m×54m)
- バレーボール・バスケットボール・ハンドボール・フットサル・テニス・格闘技・体操などといった屋内競技・展示会に利用できる。野球やソフトボール、サッカー(除フットサル)などは試合での使用は不可。(練習に使うことは可能)
- 駐車場=約2000台
沿革[編集]
- 1972年 開館。
- 1982年 北海道博覧会’82開催。
- 1988年 世界・食の祭典開催。
- 1992年 コミュニケーション博覧会(コム博)開催。
- 2006年 指定管理者制度を導入し、北海道体育文化協会の管理運営となる。
- 2007年 日本バスケットボールリーグのレラカムイ北海道のメインアリーナとして使用開始。
- 2007年 命名権を不動産会社であるアルファコート株式会社に売却。9月より愛称を「月寒アルファコートドーム」とした。
- 2010年 命名権がリフォーム請負会社の北翔クロテック株式会社に変更され、4月より「北翔クロテック月寒ドーム」に変更。
- 2012年12月10日 同社の命名権が後述の理由により解除され、翌日より愛称が「月寒グリーンドーム」に戻された。
- 2014年4月21日 命名権を道内で家電量販店ケーズデンキを展開するデンコードー(宮城県名取市)に売却。同日より愛称を「ケーズデンキ月寒ドーム」とした。