友人を亡くしました。

今、通夜から戻りました。今朝、出社すると一枚のFAXがデスクにありました。昨夜遅く帰った者が、受けたFAXを私のデスクに置いたのでしょう。一見して驚きました。独身時代から仲良くしていた友人で、写真スタジオの社長が、昨日亡くなったとの訃報でした。2014年の彼からの年賀状に、「胃がん」が見つかったと書かれていました。その後手術をして回復し、好きなゴルフもしていたので安心していた矢先です。そんな状態ですからまさかと思った訳ですが、何でも先月中ごろから入院したようでした。しかし、たった2週間で、それも自宅に戻ったりしていたのに、急変するなど信じられません。人の命の儚さを十分に思い知らされた一日でした。残された奥さんには、帰りぎわにこう言いました。「あんたの事は心配していないよ。でも頑張ってね。」と。それほどに、しっかりした人だから、笑顔で握手して帰ってきました。娘たちも成人して、長女は結婚して孫も二人、次女はオヤジさんの血を継いで東京で修行の後、最近、彼のスタジオに戻ってきました。今夜は取引先の方々や、彼の元で育ったり、巣立ったカメラマンたちも大勢来てくれて盛大な葬儀でした。通夜は粛々と執り行われましたが、でも、まだ信じられないのが本心です。明日は告別式ですが、僕は出席しません。なぜなら、棺の中の彼の死に顔は見たくないのです。彼も、きっと僕に見せたくない、見られたくないと思っているに違いないと、勝手のようですが、僕自身がそうであるように、彼も同じだと思うのです。気持ちが落ち着いたら、彼のお墓の前で、心を込めてアカペラで「千の風になって」でも歌ってきます。

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