S・P(デジタルのロード・サイン?)

サインにもいろいろなスタイルがあるが、郊外や山間地など人家もない野地に立てられた比較的大型の「ロード・サイン」を例にあげれば、市街地から離れ過ぎている故に維持管理などに難点がある。毎日通る場所ではないため、或る一定期間ごとに巡回視察することになるが、その間にも気象状況や電気系統、または人為的トラブルが発生することもある。このような遠隔地に設置のサインこそデジタル化が必要と思う。もちろんコントロールは中央一箇所で、数箇所に設置のサインを総合管理。監視カメラで異常が判明すれば自動的に知らせてくれ、的確な対処法で即刻対応で問題解決。また、看板面にもデジタル・サイネージが応用されれば、リアル・タイムな各種情報が伝達でき、広告の枠を超えた公共性の高い情報伝達サインとしても社会貢献度も高くなるのではないだろうか。たとえば、災害時の情報伝達に一役。「この先豪雨で危険!」、「津波の危険性あり!」、「土砂崩れで通行止め!」など気象台、TV局、道路管理者、地域の警察、地域の消防、行政などとの協力態勢で、単なる看板ではなく重要な情報提供媒体となれば注目度(広告効果)も一段とUPするだろう。万が一の災害時には、一本のロード・サインから流れる映像と音声で、多くの人を救えるかも知れない。「近い未来のサイン」は、進化して行かなければならないのではないだろうか。

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S・Pバス?(セールス・プロモーション・バス)

最近、東京では電車の中吊り広告が無くなると言う。つまり、ほとんどデジタル・サイネージになるらしい。これまでの紙のポスターの静止画に代わって動画が主流になるだろう。札幌駅地下通路にも沢山の柱に設置したデジタル・サイネージができたが、音量や動画の煩わしさを通行人に感じさせない配慮などまだ問題も残されている。バスや電車の外側看板やラッピングも近い将来はデジタル・サイネージになるだろう。僕の夢は大型バスのボディ3面をデジタル・サイネージにして市街地から郊外、遠隔地の市町村まで走らせることだ。広告収入でまかなえれば社会貢献性の高い事業とのコラボなどで、新しい「S・Pバス」を走らせることもできると思う。または、トレーラー形式の牽引車両でイベントなどの目的によっては後部のみ或る一定期間設置も考えられる。前述の音量や動画は市や道条例や道路交通法もクリアしなければならないが広告+公共性の高い活用法などとの組み合わせもいいのではないかと考える。全面強化ガラスの走るショールームやステージ・カーとしてイベントなどにも大いに活用できると思う。

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S・Pとは?(セールス・プロモーション)

広告のカテゴリーで新聞、ラジオ、テレビなど「マス媒体」に対し、広告業界で「S・P」と呼ばれている「セールス・プロモーション」つまり、印刷、新聞折込、イベント、サイン(看板)、交通広告などを指す。北海道の広告事情はS・Pが全体の60%以上と言われていたが、最近では「Web」の台頭でこの構図にも変化が表れている。S・Pの中でも「サイン」は建築物や施設に付帯して必要不可欠な媒体でもある。一方、印刷、新聞折込、イベントは販売促進活動のためのツールとしマス媒体と共に使用されることが多い。最近の傾向では前述のWebとの併用もある。これらのセールス・プロモーションも僕たちの得意ジャンルではあるが、効果的な組み立てでしかも費用対効果を問われ、リーズナブルに、当然ながら結果が求められている。今後、この「S・P」についてもさらに考えていきたい。

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アイディア「地震対策へ」

近年大きな地震の被害が相継いでいるが、僕も子供の頃大震災を経験している。僕と姉と、僕の友達と、その友達の姉の4人で自宅の庭にいる時にそれは起こった。雷嫌いの僕はその瞬間、雷と勘違いしたほどの大きな地鳴りと住居や蔵の揺れで発する轟音で足がすくんで動けなかった。足元で飛んでくる屋根瓦がはじけ、逃げる先の小学校を目の前にしながら橋が土煙をあげて崩れ落ちた。大きな川に掛かる100mほどの橋も同時に崩れ落ち、両親は夜になってようやく帰ってきた。川下の「つり橋」だけが残っていたからだ。最近では数少ないが「つり橋」は災害時に強い。強いと言えば、もう一つある。直下型の地震で全壊した家屋の中で、唯一原型を保って残されていたのが屋根部分のトラスであった。復旧した電車の窓から、一面に広がる更地に三角屋根だけが無数に点在する奇妙な光景を今も鮮明に覚えている。現代と違い、住宅構造も切妻屋根の木造住宅や、免震構造など全く考えられていなかったコンクリートの建築物ばかりで被害も甚大だった。近年では、家屋内の家具と天井の隙間を埋める金物の開発や既存のビルに耐震施工したり、また軽量鉄骨構造の耐震住宅など地震に対する各メーカーやゼネコンなどの研究も実践されつつあるが、被害予測も起こってみないと判らない部分が未だ多々ある。地震が誘発する土砂崩れや津波・水害・火災などはもとより、冬の北海道などでは想像するだけでもさらに被害は拡大する。災害に対する備えのアイディアなどを「震災経験者」の僕たちが考えて、少しでも社会貢献したいと思う。

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新聞媒体とんでもアイディア「ミックス・サンド?」

北海道の広告媒体の場合、特に新聞の発行部数では「一強〇弱」は否めない。島国の独立国のような地域特性もあり、仕方のない現状でもある。発行部数で強い地方紙「北海道新聞」に対して中央紙「朝・毎・読・日経」が発行部数以外で劣ると言う訳はなく、夫々の読者の特性を知った上で広告出稿される事をお薦めしたい。ここまでは、広告屋の僕たちも新聞媒体各社も常識範囲の現実的意見だが、現実はさて置いて、ちょっと面白い事を考えてみた。それは、とんでもない「媒体のミックス・サンド」だ。一強はさておいて、朝・毎・読・日経を斜め読みできる新聞「毎日朝読む新聞」と各社の頭文字を一字づつ使った一紙統合版を発行する。編集部門、印刷工場、販売や運送の統合によって効率化・経営健全化を目指し、読者には新鮮な新聞として、新聞販売部数減少に歯止めを掛け、「二強」態勢を創る。報道・編集・販売競争でこれまで築きあげた歴史や組織を変えるのは、とてもムリムリと関係者には一笑されそうだが、マス媒体もこのような大胆な改革が必要になるかも知れない時代に差し掛かっているのは間違いないのではなかろうか。

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