[H.I_2014.12/15]
ある小学校2年生の教室で、読書の時間が終わって先生がこう言ったそうな。
先生「君たちが今読んだ本の感想文を書いてください。」
児童「はい!」
その中の一人、ワンパクな男児は「いなばの白兎」を読んだんだそうな。
彼の感想文はいたって簡潔明瞭、こう書かれていたそうな。
ワンパク男児「ウサギがワニに毛皮をむかれて、グロかったです。」
先生の赤ペン添削「もう少し違う言葉で書きましょうか。」
※グロい(グロテスクの短縮語)
[H.I_2014.12/15]
ある小学校2年生の教室で、読書の時間が終わって先生がこう言ったそうな。
先生「君たちが今読んだ本の感想文を書いてください。」
児童「はい!」
その中の一人、ワンパクな男児は「いなばの白兎」を読んだんだそうな。
彼の感想文はいたって簡潔明瞭、こう書かれていたそうな。
ワンパク男児「ウサギがワニに毛皮をむかれて、グロかったです。」
先生の赤ペン添削「もう少し違う言葉で書きましょうか。」
※グロい(グロテスクの短縮語)
符号(隠語)など普段気付かないが、世の中いろいろな言葉が飛び交っている。まだ若かった僕が大阪に住んでいた時のこと。アパレルのメッカ?船場のガレージ・ショップでダーバンの三つ揃いスーツとコートを買った。梅田の阪神や阪急デパートで買えば7万円以上、下手すれば10万円の買い物だったが、船場に勤めていた後輩から秘密の符号なるものを聞き出していたので足元を見られずに無事に安く手に入れることができた。この場合は店のブランド名(ロゴタイプ)が10個の異なるローマ字でできていた。このローマ字がつまり0~9までの数字に置き換えられていて、商品に付けられたタグにはこのローマ字が価格の表示代わりに刻印されていた。当時、船場に踏み入れると田舎者(よそ者)の僕など、言葉のイントネーションで見破られて「兄さん、これでどうでっか?」と計算機の数字を僕だけに見せる。もちろん法外なプライスである。そこでちらっと知識をちらつかせ、やりとりする。こいつは意外と値札の付け方を知ってるな?と感じてプライスは下げられて行く。隠語と言えば日常よく耳にするのは大型スーパーでの呼び出しだ。「〇丁目の〇〇さん」明らかに何処の町の丁目か分からないが〇〇さんはスタッフの名前であろう。ほかにも似たケースは警察無線などでよく使われている。タクシーなどの無線でも隠語が使われている「〇〇交差点、工事中!」などは交通取り締まり地点を、「忘れ物」は危険なお客だとセンターに教えたりするものらしい。デパートのマニアルにも売り場でしか分からない言語がある。一般人には理解できない言語が世の中には飛び交っている。最近では若者の間での言葉も短縮語や造語が増えて理解するには彼ら彼女らに学ぶしかないのだろう。
オフイス街での昼は、ランチ・メニューに迷ってしまう。超TURBOな時には、おにぎりで済ませる手もあるが、札幌の冬は特に、あたたかい物が欲しくなる。近くのショッピング・モールの中の豚汁定食が身体も温まってリーズナブルな料金で気に入ってはいるが、これも北海道スタンダードなのか?全体にショッパイ味付けが気になる。中で作っている人たちは果たして味見しているのだろうか?と。塩分半分、仕事半分、遊び半分主義の僕には、ちょっとつらい。濃い味付けは北海道の外食全体に言えるのかも知れない。観光北海道の反省点ではないだろうか?
最近、異物混入で「カップ焼きそば」の問題がマスコミに取り上げられている。関東では有名なブランドで、ネットのファン・サイトもあるらしい。彼らは、さらに手を加えた新しい食べ方を研究し合い、交流の輪を広げているらしい。ここ北海道では地元に工場のあるマルちゃんの「焼きそば弁当」が定番だが、現在のところ、そのような問題は起きていない。そこで、僕と仕事仲間のKさんは「食品会社も北海道に移住すればいいのでは?」と話し合った。理由の一つには今回の異物「ゴキブリ」が北海道には、ほとんど居ないことだ。夏の暑さも本州に比べて短く、インターネット・サーバーの会社なども既に北海道に来ている。コンピュータの熱を冷やすにしても、もともと寒い時期が多い北海道は冷房に使う電力消費も少なく経済的と言うわけだ。鮮度や衛生面が重要課題の食品産業も寒い環境の北海道の方が向いていると思うし、原材料も身近にある。初期投資は必要だが、人件費もおそらく本州より低いので企業にとっても将来的にも有利と言える。企業誘致が思うように進んでいない北海道だが、その解決策の答えは北海道スタンダードの「シバレ」にあったようだ。これまで企業誘致に積極的だった行政も本州の誘致対象企業を十分に絞り切れていなかったにちがいない。
北海道スタンダード
近年あまり使われないが、北海道特有の言葉や道具。(ここに紹介している他にもまだ有る)
① おばんで~す(親しみをこめた感じでの「こんばんは~!」)
② まいどさんで~す(ちょっと馴れ馴れしく「毎度ありがとうございま~す」)
③ こわい~。(「苦しい」時と「あ~ぁ疲れた~」という時に使い分ける)
④ ぼっこ(大人も使う言葉で「棒」の意)
⑤ 積まさってる(積み上げられている)、積まさる(積める)
⑥ ちょす(「ちょすなよ!」いじくるなよ、ちょっかいだすなよ)
⑦ ばくる(「ばくるべ~?」交換しないか?)
⑧ べや(「ばくるべや~」交換しようよ、「行くべ~」行こうよ)
⑨ したっけ(それじゃあ~またね=そうしたらねの意)
⑩ しゃっこい(とっても冷た~い)
⑪ しばれるね~(こごえるほど寒いね~)
⑫ 投げる(捨てる意。「ゴミ投げ」ゴミを捨てる、「雪なげ」除雪)
⑬ はっちゃきこく(必死にがんばる)
⑭ 冬靴(冬用の滑りにくい底の防寒靴=生ゴムが最適)
⑮ 冬用ワイパー(ふき取り部分のゴムが袋状で凍結下でもクルマのウィンドウの雪を柔軟に払拭するブレード)
⑯ スタッドレス・タイヤ(ゴム質がやわらかく凍結路にも滑りにくいタイヤ、一般的なスノータイヤとは少し違う)
⑰ 風除室(玄関の開閉時に、直接冷気が家屋内に入らないように玄関の外を囲うような空間部分)
⑱ ジョンバー(除雪用の道具で柄が長く軽く大きなスコップのようなもの)
⑲ ミラーバーン(鏡面のように道路面がスケートリンク状に凍結)
⑳ スノーダクト屋根(切妻屋根の様に落雪しない平屋根構造。屋根上で溶けた雪水はダクトで家屋内を通り排水口へ)