北海道ブランドの貢献度は?

北海道は食品加工技術が未熟なため、豊富な食材の供給基地に甘んじていると言われてきた。 しかし角度を変えて考えれば、昔、昔から北海道は全国津々浦々へ貢献していたのではないかと。江戸時代、北前船は日本海から瀬戸内海まで航行して大阪まで北海道や日本海沿岸の食材を運んでいた。たとえば北陸、京都をはじめとする関西圏では北海道産真昆布が見事に加工され、九州では、北海道産たらこが明太子に変身した。北海道の食材や原材料は昔から現在に至るまで日本全国へ広がり日本の食文化に貢献している。今では北前船はフェリーに代わって陸送の一翼を担い、航空機は、いち早く鮮度を届けている。流通の形は変った今も北海道の食材や原料は「北海道ブランド」として通用しているし、最近は外国からも注目され始めた。極論だが、北海道に恵まれた大地が無く、人口密度も高かければ、この流通の構図は逆転していたのかも知れない。自然環境保護と同時に安全な食文化のためにも「北海道ブランド」は大切にしていかなければならないと思う。加工技術で優れた本州。生産技術で優れた北海道。どちらも日本のスタンダードだと思う。

カテゴリー: 北海道スタンダード タグ: , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください