74歳の世界的ジャズ・トランペット奏者,日野皓正氏が暴行?

「せたがやこどもプロジェクト2017《ステージ編》 日野皓正 presents “Jazz for Kids”」は世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区太子堂)で毎年8月に開催され、今年で13年目を迎える。
8月19日に開かれた『日野皓正 Quintet Live』も話題となったが、やはり本命は翌日に開かれた『Dream Jazz Band13th Annual Concert』だ。公募で集まった世田谷区立中学の生徒たちが日野皓正氏など一流のミュージシャンから指導を受けた成果を発表するのだから、人気を集めないはずがない。
今年も数百人の観客がシアターを訪れ、ビッグバンドの奏でるジャズに聞き惚れた。演奏者の中学生にも最高の夏休みが保証されていたはずのイベントは突然、暗転する。公開中の動画を見て頂きたいが、本番も本番、観客の前でドラマーが演奏している真っ最中にもかかわらず、ただならぬ雰囲気を漂わせながら、日野氏がステージ上を歩いていく。
日野氏はドラマーの背後に回り込むと、スティックを取り上げる。ジャズのエンターテインメント性は高い。何より演奏を楽しんでいた観客が、これから暴行事件が起きるとは予想できるはずもない。何か面白いハプニングが起きていると誤解し、笑い声が上がるのが極めてリアルだ。スティックを日野氏は放り投げるが、ドラマーが手で叩き続け、観客の誤解も解けない。再び笑い声が起きるが、日野氏がドラマーの髪の毛を鷲摑みにしたあたりから、シアター中を困惑が急速に広がっていく。ドラマーの顔のあたりで、日野氏の手が2回ほど動く。ビンタをしているとしか思えない。更にドラマーに向かって「なんだ、その顔は!」と罵倒するに至って、演奏中であるにもかかわらず、世界的ジャズミュージシャンが観客の目の前で中学生に暴力をふるうという異常な状況を記録した動画だと分かるのだ。なんでも,持ち時間を過ぎても演奏を止めない中学生ドラマーにキレたようだ。中学生は反省の弁を述べている。日野氏の事務所は応答なしとか。

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74歳の世界的ジャズ・トランペット奏者,日野皓正氏が暴行? への3件のフィードバック

  1. oldbadboy のコメント:

    中学生に対して日頃から指導をしていて、顔見知りだったでしょうから、ひっぱたくのはいつものことだったのだと思います。
    ある種の天才と障害者は紙一重で、時々常人にはできない集中力を発揮します。この子もそういうタイプで、興が乗って自分でも止められない状態になったのでしょう。それ自体は悪いことではなく、すんなり次のパートにソロを渡せば、絶賛の拍手が巻き起こったかもしれません。だから、「そこで止めれば」というのは、大げさに言えば世界的なドラマーになれるか、ハンデを負った一般人として生きるかという、非常に重大な分かれ道です。
    日野氏が世界的なジャズミュージシャンだからといって、人格者である保証はありませんが、ジャズに関してだけは、その子や観客、マスコミなどの誰よりも正しいでしょう。またステージの重要さもよくわかっている。ひっぱたいて大事なステージを台無しにしてでも、演奏を止めさせたことで、中学生の可能性を活かしたとも思えます。観客やメディアにはばかって、なあなあの対応をしてしまったら、子供はその瞬間に学ばなくてはならないことを知る機会を失ってしまいますから。もっともこれは、時代遅れで、思い切りジャズ寄りの見方ですが

  2. iida のコメント:

    今の時代の体罰とは?ハッキリしないですね。暴言?もそうですが,昔々の少年の僕には,この程度は日常でしたので,さほど気にもしていませんが,世間では大騒ぎになるんですね。幼少期には父も,家族でご飯を食べているときに,僕の行儀が悪いと,黙って箸を逆さに持って僕の頭をビシッとたたいたり,ダダをこねたりすれば庭に放り出されて鍵を閉められたり,学校では悪さをすれば,授業時間に,両手に水の入ったバケツを持たされ廊下に立たされたり,竹の指し棒でたたかれたりしましたね。親も厳しく,他人も厳しく,先生も厳しかったものです。その場では反省しても,それでも僕たちは懲りずに悪さばかりして大人を困らせていたものです。当時は体罰などと言っていなかった気がしますが・・・。

  3. 昔、昔の少年。 のコメント:

    日野氏が特別に目をかけていた子供らしいですね。彼の技量は日野氏も認めていましたよ。このコンサートのアンコールで毎年おなじ曲を中学生バンド全員で演奏し,終盤では,それぞれのソロをリレー形式で進行し,その全体指揮を日野氏が行っていたらしいですが,中学生ドラマーの彼が勝手にビッグ・バンド全体を指揮し始めたため,全体の輪を乱したと言うことで,他のプレイヤーの子供たちにも迷惑を掛けたため日野氏が止めに入ったのに彼は止めなかったと言ういきさつらしいですが,事情を知らない周りが騒ぎすぎて,例のごとく文春あたりが飛びついたみたいですね。そうなれば,主催名義貸しの教育委員会も黙っていられなくなったようですね。

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